2012年が明けました。
平素より本ホームページをご利用頂いている皆さまには、心からお礼申し上げます。

昨年は東日本大震災が勃発し、日本中が大変な危機に直面しました。9ヵ月以上経過しましたが、被災地では亡くなられた方々への弔いや震災復興もようやく端緒を開いたところかもしれません。

【起立性調節障害サポート 2011年の歩み】
起立性調節障害のサポートに関連した領域では、昨年も少しずつ進歩が見られました。

全国において起立性調節障害の診療をより一層、促進するために、一昨年に続いて昨年も日本小児科学会学術集会で、「小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン」の普及に関する研修会が開催されました。

さらに各地域の医師会等でも研修会が盛んに開催され、小児科医を中心に起立性調節障害の啓発が確実に進んできています。しかしまだ、起立性調節障害を診療する専門医の数が少なく、診察待ちが長くなるなどの不都合が生じています。

この問題を解決するために、日本小児心身医学会では、厚生労働省の厚生科学研究と共同で約3年かけて『専門医向け 小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン』を作成しました。まだ一般の方には入手できませんが、これによって重症の起立性調節障害の患者さんへの診療が円滑になると思われます。

また昨年10月、第64回日本自律神経学会では、「起立性調節障害 最近の知見」と題したシンポジウムが企画、開催されました。起立性調節障害の病態に迫る新しい研究成果が報告されました。機会を見て紹介したいと思います。

【研修会記録DVDのご案内】
一昨年2回開催した保護者向けの研修会ですが、東日本大震災の影響によって昨年は開催できませんでした。当面、研修会開催は見合わせています。

しかし、多くの方から開催の要望があり、それにお応えするかたちで、過去の研修会の記録DVDを発売することにしました。すでに本サイトで案内していますが、DVD第1弾のタイトルは『起立性調節障害児が成功する、高校進学の考え方』です。起立性調節障害で学校を休みがちになっている子どもさんと保護者は、どのような高校への進学が最適なのか、高校生になったら登校できるのか、と悩んでおられることでしょう。このDVDをご覧になれば、きっと解決策が見つかることでしょう。今からでも間に合いますから、是非、ご覧下さい。

今年は本サイトを通して、起立性調節障害の最新情報や新しい治療法を紹介したいと考えています。また、研修会記録DVDの第2弾として『起立性調節障害 最新の治療』をリリースする予定です。

【皆さまへ 2012年を乗り切りましょう】
さて、年末から急に冷え込みが強くなりました。体調を崩されている方々も多いのではないかと思います。インフルエンザが流行の兆しを見せています。皆さまにおかれましては、手洗いやマスクなどの感染予防対策を是非、忘れないようにしてください。

昨年の東日本大震災以来、日本の地震発生頻度はいっこうに減少していません。いつ天変地異が起こっても不思議ではありません。国内や国外の政治経済情勢をみても、安穏とできない状況です。しっかりと体力をつけて、無事に1年を乗り切りたいものですね。

本年も本サイトをどうぞよろしくお願いします。

田中 英高
(低血圧サポートグループ・起立性調節障害サポートグループ企画・監修)