子どものこんな症状は、起立性調節障害
小児起立性調節障害の全人的治療
起立性調節障害相談室(Q&Aコーナー)
低血圧サイト

企画・監修:田中 英高
(大阪医科大学小児科准教授)
企画協力:松島 礼子
(済生会吹田病院小児科)

起立性調節障害 最近のトピックス


「起立性調節障害 保護者・教員向け研修会」についての質問にお答えしました!

11月7日(日)に行われます「起立性調節障害 保護者・教員向け研修会」について、お問い合わせいただきました代表的な質問とそれに対する回答を掲載します。
「研修会の内容が理解できるかしら?」「当事者の子どもと一緒に参加できないかしら?」など考えていた方、ぜひ下記の回答をご覧のうえ、ご参加をご検討ください。


Q:「保護者・教員向け」とありますが、当事者以外でも参加できますか?

A:この研修会は、起立性調節障害で悩む方々すべてに参加していただけます。研修会の内容は、すでにお知らせしているように、起立性調節障害の基本的な治療に加えて、現時点ではまだ充分に知られていない最新の治療法などです。それらの治療法がなぜ効き目があるのか、そのメカニズムなどについて分かりやすく専門医が解説します。

また一方で、起立性調節障害のために朝起きれずに遅刻や欠席をくり返す子どもにどのような言葉がけや働きかけをしたらいいのか、困っている保護者の方がたいへんに多くおられます。そこで、思春期の子どもに見られる特有の心理的特性を知り、上手な対応を学んでいただけるようなプログラムも用意しました。

したがいまして、起立性調節障害のお子さんのおられる保護者、起立性調節障害の子どもに関わる学校の先生方、すべての教育関係者の方はもちろん、ご家族やご親戚の方にも参加していただける研修会です。


Q:むずかしそうな研修ですが、専門の知識がなくても理解できるでしょうか?

A:「起立性調節障害」と聞くと、なにやらむずかしい病気のように思われがちですが、病気のメカニズムは誰にでも理解しやすいものです。立ち上がったときには重力によって身体の血液は下半身に移動するために、誰でも立ちくらんだり、ふらついた経験はおありだと思います。どなたでも自覚する身近な症状も起立性調節障害とよく似た部分があります。専門的な知識がなくても、どなたでも理解できるようなお話になります。

また、「最新の治療」と聞くと、これもまたむずかしそうに感じますが、どのようにしたら立ったときに下半身に血液がたまりにくくするのか、という治療ですから、理屈のうえでは決してむずかしくはありません。今回の研修会で紹介する治療法は、日本では現時点では、まだあまり実施されていないものが多いのですが、海外ではこれまでに効果が認められているものです。


Q:前回の講演会では、起立性調節障害の子ども本人は参加できませんでしたが、
今回の研修会には参加できますか?


A:前回の講演会(2010年1月16日開催)は、起立性調節障害の子どもの高校進学をテーマにしました。たいへんに慎重で微妙な問題を含んでいました。なぜなら、高校進学を選択するときの思いは、子ども自身とその保護者では、大きく隔たっていることがあるからです。また、それをお互いに充分心を打ち明けて話し合っていないこともあります。そのような状況で、お子さんが講演会に参加した場合、親子の思いが近づけばよいのですが、逆にもっと隔たってしまう危険性もあります。そのような理由から、子どもさんの参加は見合わせておりました。

しかし、今回の研修会は、「起立性調節障害の治療」ということをテーマにしていますので、むしろ、子ども自身と保護者の思いが一致するほうがよいと考えています。内容的にも子どもさんにも理解できると思います。原則として中学生以上であれば、保護者の方と一緒に参加していただくことは可能です。


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