子どものこんな症状は、起立性調節障害
小児起立性調節障害の全人的治療
起立性調節障害相談室(Q&Aコーナー)
低血圧サイト

企画・監修:田中 英高
(大阪医科大学小児科准教授)
企画協力:松島 礼子
(済生会吹田病院小児科)

起立性調節障害 最近のトピックス


高校受験のまっただ中にある起立性調節障害の諸君と保護者の方へ


今年の冬は本当に寒いですね。
日本中が今、受験のまっただ中です。すでに合格が決まった人もいらっしゃるでしょうし、これから本番を迎える方もいらっしゃると思います。そこで起立性調節障害の子どもたちをサポートしている田中英高先生からのアドバイスです。

【起立性調節障害の子どもたちにアドバイス】
もうすでに受験する学校には願書を出していますね。精神的に緊張しているかもしれませんね。でも心配はありません。緊張するくらいのほうがかえって起立性調節障害はよくなるのです。後は受験当日に実力を発揮できるように、お薬を処方されている人は、服薬を忘れないように。それから水分補給を忘れないようにしましょう。冷たい水よりも、ホットなお茶を持って行きましょう。

今年はインフルエンザがとても流行しています。今年流行しているインフルエンザは、インフルエンザワクチンの予防効果がとても少ないという情報があります。実際に、入試当日に発熱した人もたくさんいます。入試当日まで、外出時には「必ずマスクを着用」を心がけ、帰宅後は「うがい、手洗いを忘れずに」を実践してください。また、手洗いをしないままの手で、目や鼻を触らないようにしましょう。ウイルスは目や鼻からも侵入しますよ。

【保護者の方にアドバイス】
子どもの体力に合わせて、高校は通信制に進学させようと決めておられる場合には、一般的には、通信制の高校は、入学試験がなかったり、あっても形式的なものが多いので、子どもも保護者もプレッシャーは少ないと思います。

一方、全日制高校を受験させようと考えている場合には、親子共々、入学試験ではかなりプレッシャーがかかりますね。でも案外、入試当日にも子どもは頑張ってくれるものです。子どもを信じて、見守り寄り添ってあげてください。

ところが、入試当日になって、朝起きられないこともあります。このような場合には子ども自身が相当無理をして受験を決意したのかも知れません。高校に入学できても登校できる体力があるのか、子ども自身も不安を抱えていて、受験当日にプレッシャーがかかりすぎたものと思われます。

でも、絶対に子どもを叱らないようにしてください。本人もきっと心が乱れに乱れていると思います。保護者自身も「こんなことでは、これから先、どうなってしまうのだろう」と不安になりますね。そこで正しい知識をもっていることがなによりも大切です。

『起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック』には、起立性調節障害で中学校を欠席しがちであった子ども100名が、高校へ進学し、どのように対処したのか、詳細なデータを示しながら、記載されています。これを読まれて、「高校進学への不安が少なくなった」という保護者からの声も少なくありません。ぜひ、お読みになり参考にしてください。また、講演会DVD『親と教師のための高校進学ガイダンス 起立性調節障害児が成功する、高校進学の考え方 』も同様に参考にしていただけたらと思います。





トピックストップへ